黒地に白鼠の暈しが愛理、白を基調にほんの少しの淡いピンク、薄鶯色、金で花文様が全て手刺繍で描かれた訪問着です。深い地色に盛り上がる様に施された豪華な刺繍が見事で、光の加減で艶やかに浮かび上がる白い花模様が美しく、華やかな席でも目を引く極上の逸品です。極細の絹糸を何本も重ねたボリュームのある刺繍で、そこだけ花が咲いた様な格別の存在感がございます。八掛も同色です。昨年誂えた京都尾峨佐染繍の品で、仕立て済み未使用です。素人採寸の実寸ですが、裄68.5cm、丈（肩から）168cm、袖丈49.2cm、前巾24.5cm、後ろ巾30.5cm、すべて正絹、手縫い仕立てです。素人採寸の為多少の誤差はお許し下さいませ。感覚には個人差がございますし、見落とし等もあるかも知れません。デリケートな刺繍なので、保管による多少の擦れや糸浮き等あるかも知れません。それらも含め個人保管の品という事を御了承の上、寸法に付いては余裕を持って仕立てておりますが、どれ位出せるかは分かりません。気に入って大切にしてくださる方にお譲りしたいと思います。