細部にまでこだわった1800年代のフランスのオールハンドメイドの極めて繊細で美しい素晴らしいラージクロス極細の糸で織られたハンカチーフウェイトのアイレット刺繍を施したコットンリネンに数種類のベルギーのライトベージュのボビン編みレースを組み合せ美しく配置したノルマンディーレース、とも呼べる作品。内側のオーバルから大まかには8層、繋ぎのブリッジレースも含むと15層ほど。左右対称、上下は若干異なる非対称。スクエア&ロンバスの約22の刺繍パネルを絶妙に配置した構成。全パネル数は正確にはカウントレスです薄い無地の生地はシルク以上の上質感。柔らかく滑らかでシアー、とろみがあり、夢のように上等。今これ程細い糸は手に入らないかと。美しい花をオープンカットワークでパネル内、レースの尖端にあしらっていますオーバルのセンターを囲むリネンにはドローンワーク(梯子レース刺繍)の格子模様になった地模様も。ロンバス/斜め菱形にボビン編み麻糸レースを交差して縫い入れ精練さ、優美さ、涼感を誘います。チュール上に手縫いしたループが編み出した草花モチーフのレースの優美さは究極的。ループを丸めながら作り上げる草花紋様は遠目にミラネーゼ技法に見え、永遠や平和を希求したイタリアのカントゥレース技法に似ていますほんのりピンクを帯びたような、時を乗せた優しいベリーライトのベージュカラー、幾分濃いアイボリー。ご参照に、下に敷いたキルトはホワイト。レースは地色より少し濃く上品なノスタルジーを誘います以下は素人計測の為誤差をご容赦くださいm(_ _)m長方形で、長辺219㎝ x 短辺169㎝歳月の中で小さく破れた数カ所がアップリケや糸の掛け縫いで丁寧に補修されています。よく見た際に針先点程の茶と黒の点を見つけましたが個人的には殆ど目立たず気にならない程度で全体の価値を下げず美観を損ねないと感じます(最終画像右下)古いハンドメイド品をご理解くださり小さな難をご容赦ください。色合いや風合いが変化する為漂白等なさらずに汚れた際は(天然)石鹸でささっと洗いすぐに乾かし、少しずつそっとアイロンを掛ける事をお勧め致します。カーテンにも。ミュージアムピースにもなれる稀少性を放つ逸品です✧※限界価格です