加藤清志氏は、現在、山梨県側の八ヶ岳の麓、北杜市高根町で、日本刀やナイフ・切り出し小刀・包丁などの打刃物を鍛っている刀匠です。包丁には「加藤兼国」銘、ナイフには本名の「加藤清(K.kato・KATO)」銘、玉鋼を使った刀には先々代からの銘である「良明」を使用しております。加藤氏は、刀匠であった祖父の代から数えて３代目になります。今回出品するのは、その加藤氏が日本刀の技法を使い作った鍛造ナイフになります。 加藤氏の製作するナイフは形状は西洋ナイフですが、作りは鍛接、鍛造、折り返しなどの刀匠の技法が生かされた加藤氏独特のナイフに仕上げられています。コンディションですが、もともとコレクション用に購入したものですので、傷等はほぼありません。紙くらいは切っていますが未使用といってよい品物です。ただ、経年変化で金属部がくすみを帯びてきておりますが、経年並みというところです。シース（鞘）も加藤氏本人がこのナイフのために作成しており、皮革製のぴったりのものが付属しております。シースと本体を別々に保管しており、シースの長期接触・残留鞣し薬剤による錆・変色はありません。このナイフ、見栄えといい、持った感じといい、とても満足のいくものであると思います。ハンドルは磨きこまれた “鉄の様に強い”アイアンウッド製のもので強度も手触りも問題ありません。インドネシア、マレーシア原産のクスノキ科の広葉樹です。 曲がりや伸縮はほとんどなく、耐水性、耐久性は世界随一の木。 まさに最強の木材といえます。このところ、還暦を過ぎたところで終活の一環として持物の整理を始めました関係で、いろいろなものを処分しております。このナイフもどなたかふさわしい方に持っていて頂きたいと、出品いたしました。名匠の作品として、工業製品として、道具として、人の手で作ったものとして、大切にしてくださる方、興味をお持ちの方にお譲りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。商品詳細商品名：3インチセミスキナー状態：中古刃長：8.1cm全長：18.7cm重量：122gブレード鋼材：不明・鍛造ハンドル材質：アイアンウッドハンドル形式：シースナイフ(鞘付きナイフ)※写真のナイフケースお付けします。