前に出展させて頂いたSU-3600によく似ておりますが、SU-3602は3600を基本に、その性能と機能性をさらに向上させたプリメインアンプです。1973年の発売となっていて、パワーアンプ部に全段直結OCL回路を採用しており、直流安定度を良くするため、定電流回路を用いた差動増幅回路を初段に採用しています。名機と言われた SU-50A と回路が殆ど同じですが、両方とも使った体験からしますと音質も質感（重量）もことなり、SU-50Aはあまり重量を感じませんでしたがSU-3600や3602は重量があります。音質はSU-50Aは真空管アンプのようなトロッとした暖かみのある鳴りをし、対照的にSU-3600や3602は高域がぐっとあがりストレートで素直な音だと思います。キズのついたものは余り好みませんので状態はわるくないと思います。つないで頂いて出音をしてから購入をしますので動作は良好ですが、周波数（2khと4kh）の切替のときにパチッと小さく鳴ります。鳴らないときはならない感じです。ここについてはあり得ることですのでクレーム対象外とさせて下さい。他、何か理由を抱えているものではありませんが、年代の古いビンテージアンプになりますので、それらをご理解頂き上手に向かいあってお付き合いください。動作良好ですのでまだまだ活躍してくれると思います。