この再結晶エメラルドはエメラルド原石をプラチナの筒にいれて高温と高圧でもってまた地中の中にあったように液状にしてベリリュムを混入し結晶化させた宝石です。それゆえこの再結晶エメラルドは地中で生成されたエメラルドと化学的物理的特性(化学成分,比重,屈折率,分散率,吸収ライン,硬度)はおなじなのです。この再結晶エメラルドがほかの再結晶エメラルドと違う点はつぎのとうりです。1.液体内包物がある。2.石に白熱灯を通してエメラルドフィルターで石をみたとき石が赤く反応しない。3エメラルド原石を再結晶したものなので天然エメラルドの鑑別の決め手のひとつである吸収ラインが天然エメラルドと同じ2293cmである。私はこの点は自分で調べていません。あるヨーロッパの宝石研究所のレポートにかいてありました。*蛍光性(fluorecence short wave)2番目の写真の説明赤く反応している再結晶エメラルドは他社が創造したもの。赤く反応しない緑の石は世界最高の宝石研究所が創造したものです。天然エメラルドはほとんど赤く反応しない。反応するものでもその色はごくわずかです。販売されているこの再結晶エメラルドと天然エメラルドとの違いは地中で創造されたか人間の化学技術で創造されたかのちがいだけです。どちらも化学的物理的特性の点においてエメラルドです。この再結晶エメラルドはとても希少で人間の英知が結晶化されたものと思います。ほとんどの再結晶エメラルドといっているものは京セラの再結晶エメラルド(エメラルド原石でなくベリル原石を再結晶した)をのぞいて天然石を再結晶したものではありません。