紋屋井関　御寮織の袋帯でございます。驚くほどしなやかで軽やか。超極細の中生糸を使用して織られているとのこと。初めて手にする方はそのしなやかさに驚かれると思います。お写真では伝わらないのがもどかしいのですが、地模様があり、また金銀糸により光の当たり具合で表情が異なる美しい帯です。御寮織について特別な織元のお品物であるのはもちろんのこと、高級な糸を使用している所以の帯の軽さ、そしてバイヤスの様に伸びる締め易さなど、大変魅力のある帯です。詳しくは後述いたします。市松暈し地に、桐文様の地織裏地は七宝模様のベージュ。呉服店の販売会で購入しましたが50万近かったと記憶しています。3回使用しました後、専門店で仕上げ加工しましたので大変綺麗なお品です。御寮織はもう一本持っていますので今回出品いたしました。優しい感じの雰囲気の袋帯が女性らしい後ろ姿をひきたてる一品です。御寮織について1200年前の平安京の誕生以来、宮廷織物師たちによって育まれた西陣織。「紋屋井関」の名で呼ばれていた井関家は御寮織物司として任命された六家のひとつです。御寮織は、その全てが手織。一人の職人が織こなすようになるまでは20年の修練が必要です。その歴史と実績に裏付けられた名門の匠が織りあげた御寮織は、また御寮織の価値を高める要素のひとつに素材の贅沢さがあります。プラチナ、本焼金糸、本金糸、本金箔、銀箔など熟練した技術と厳しい眼をもつ工藝士によって作られ特に吟味された最高級の素材で確かな腕が作り出す逸品ー優れた技術と意匠の集大成が御寮織です。種類···帯カラー···ベージュ、ブルー、ピンク、黄素材···正絹#西陣#高級帯#特選帯