江戸時代は、17〜18世紀頃の扁壺瓶形、花唐草紋の七宝水滴です。注ぎと取っ手のフォルムが、異国情緒を感じますが、七宝部分のカーブ曲線は、日本らしい優しい感じが見て取れ、心が和みます。当時調べてみたら東京国立博物館に、同時代の同手が所蔵されていました。（最後の画像）日本の物なんだと確信できた瞬間でした。同手といっても、東博の方が部分的に手が込んでて、良いものなんですが、この出品物も負けてないと思います。逆に七宝部分の落ち着いた色合いや意匠等は、こっちの方がいいかも。と思ったりもしています。（個人的感想）あまり人気のない七宝盃なんかも好きで、かばくんは替え盃の一つで愉しんでますが、いいもんだと思います。箱は、入手当時無かったので、保存箱程度の桐箱に入れてます。サイズは画像2で、高さ7.5✕横幅8.2✕奥行2.3cm（七宝の表裏迄）位です。七宝部分の口径は5cm位です。※参考その後、ある仏教美術に強い有名古美術店で、同手の扁壺瓶形の七宝水滴が80万の値で売られていたのを覚えています。それを見た時は嬉しかったなぁ～!